【梅雨・雨続き】赤ちゃんの洗濯物が乾かない・臭いときの対策10選│NG対策も

 

こんにちは、すいそです。

雨が続くと洗濯物が乾かなくて困りますよね。
夫婦ふたりのときは、晴れの日まで洗濯を諦めることもありましたが…
赤ちゃんが生まれてからはそうもいきません。

ガーゼやベビー服、汚れたシーツなどなど、毎日のようにたくさんの洗濯物が出ます。
大人と違って替えも少ないので、頻繁に洗わないといけません。

梅雨や雨続きの日でも洗濯をする必要があり、洗濯物を臭くするという失敗も。

赤ちゃんの衣類を臭くしたくない!と、洗濯物が乾かない理由や臭くなる理由を勉強しました。
そして自分に合った早く乾かす・臭くしない方法を見つけました。

雨続きでも赤ちゃんの洗濯物からイヤなニオイをさせたくない方は参考にしてみてください。

 

こんな人におすすめ

・梅雨・雨の日の洗濯物で悩んでいる

・赤ちゃんのものを清潔に保ちたい

目次から気になるところに飛べます。

洗濯物が乾かない・臭くなる理由は?

最初に洗濯物が乾かない・臭くなる理由を説明します。
余裕があれば、これから説明する原因も確認してみてください。

乾かない理由

洗濯物が乾かない理由

洗濯物が乾かない理由には、「気温の低さ」「湿度の高さ」があります。

洗濯物の水分が蒸発することで乾いていくのですが、気温が低いと蒸発効率が悪いです。
更に、湿度が高いと空気中に多くの水分が存在しているので、洗濯物から水分が蒸発しづらくなります。

そのため、雨の日や寒い日は洗濯物が乾きにくいです。

気温の低さと湿度の高さは、そのときの天候だけが原因ではありません。
冷房で部屋が冷えていて気温が低い・大量に洗濯物を干していて湿度が高いということも多いです。

臭くなる理由

洗濯物が臭くなる理由

洗濯物が臭くなるのは細菌の繁殖が原因です。
モラクセラ菌と呼ばれる細菌が増えることで、洗濯物がイヤな臭いになります。

モラクセラ菌は繁殖時に4-メチル-3-ヘキセン酸を生成し、この物質が雑巾のような悪臭を出すんです。

洗濯物はモラクセラ菌の栄養源である水分や皮脂汚れが着いているので、繁殖に絶好の場所だと言えます。

短い時間で洗濯物が乾くと繁殖が少なくて済みますが、乾くまでに時間がかかってしまうと繁殖が進んでニオイが強くなるというわけです。

洗濯槽にカビが生えている場合も臭くなります。
衣類にモラクセラ菌が付着しておらず、乾かし方に問題がない場合でも、洗濯槽にカビがあれば臭くなるので注意が必要です。

生乾き・臭いことの何がいけないの?

洗濯物が生乾き・臭いとどうなる

洗濯物が生乾きでも、ニオイだけ我慢すれば良いと思う人もいるかもしれないです。

確かに、生乾きでも臭くても着ることができないわけではありません。
しかし、きちんと乾いていない洋服を着せると、赤ちゃんが風邪を引く可能性がありますし、湿った服に不快感を覚える可能性もあります。

きちんと乾いていたとしても、臭い場合は要注意です。
洗濯物が臭い場合、雑菌が繁殖しています。

生乾き臭の原因はモラクセラ菌ですが、体調不良に繋がる恐れがあるので注意しておきましょう。
健康の問題がない人であればモラクセラ菌がいる服を着ても大丈夫ですが、免疫力が低いと感染症に繋がる恐れがあるそうです。

赤ちゃんは大人と比べて免疫力が低いため、大人が平気でも赤ちゃんは体調を悪くするかもしれません。
肺炎や気管支炎になるリスクがあるとされているので、赤ちゃんにはモラクセラ菌がいない服を着せたほうが良いでしょう。

対策と注意点

それでは、洗濯物が乾かない・臭くなることへの対策を紹介します。

①脱水回数を増やす

洗濯機は脱水時間が選べたり、脱水のみ追加できたりするものが多いです。

普段は短時間・1回の脱水でも、乾きにくそうな日は脱水回数を増やしてみてください。

脱水は3分以上行ってもあまり変わらないと言われています。
ですが、実際に試すと洗濯物のしっとり具合の違いが分かるはずです。

洗濯機によっては短時間・1回の脱水でも限界まで脱水されているのかもしれませんが、そうではない洗濯機もあります。

少し前までは脱水時間は増やしても意味がないという話を信じて脱水回数を増やしていなかったのですが、洗濯物が乾かないときに試しに6分の脱水を1回追加してみました。
すると、取り出した洗濯物がいつもより水を含んでおらず、普段よりも乾きが良かったです。

特にバスタオルやシーツなどの大物は変化が分かりやすく、今では雨の日以外も脱水を増やしています。

先ほども言ったように洗濯機によっては効果がない可能性があるので、その場合は他の方法を試してください。

また、脱水回数が増えると生地が傷みやすくなるとされています。
傷みが気になる人は注意しておきましょう。

私は脱水を増やしても生地の傷みが気になっていません。
絶対に傷めたくないもの以外は、気にせずに脱水回数を増やしています。

②エアコンの除湿モードを使う

すでに述べたように、洗濯物は湿度が高いと乾きづらいです。
湿度が高いのであればエアコンの除湿モードで湿度を下げてみてください。

ただし、除湿モードで十分に湿度が下がらないこともあります。
設定温度が部屋の温度に達すると除湿運転が止まってしまい、せっかく下がった湿度が少し戻ることもあるでしょう。
湿度が充分に下がっていないときは、設定温度を2~3度下げると再び除湿が始まります。

注意が必要なのが、赤ちゃんがいる部屋で除湿運転をする場合です。
湿度を下げるために設定温度を下げてしまうと、赤ちゃんが寒さを感じる可能性があるので気をつけてください。

③扇風機・サーキュレーターを使う

水分が集まっていると洗濯物が乾きにくいです。
洗濯物から水分が出て行っても、逃げる場所がなければ洗濯物の周辺に水分が留まります。

洗濯物の周りから水分を減らすためには、扇風機やサーキュレーターを使って洗濯物から空気中に出てきた水分を移動させることがおすすめです。
ドライヤーを使用することもできますが、扇風機やサーキュレーターであれば放置できます。

扇風機を使うようになってから、洗濯物が早く乾いていますし、生乾き臭に悩まされることもほぼなくなりました。

赤ちゃんが洗濯物を干している部屋にいる場合、赤ちゃんに直接風が当たらないようにすることを忘れないでください。

④一度に洗濯する量を減らす

洗濯物が多いと湿度が上がります。
なるべく湿度を上げないようにするためには、洗濯物の量を減らすことが大切です。

洗いに出ているもの全てを洗濯機に入れたくなるかもしれませんが、すぐに洗う必要がないものは後回しにしましょう。
大人の服やバスタオルなど、在庫があるものは後からにします。

洗濯物の量が減ると干している洗濯物に含まれる水分の総量も少なくなるため、湿度が上がりにくいです。
干すときに充分な間隔が取りやすいので、洗濯物の周辺に漂う水分が少なくなるというメリットもあります。

どれも洗わないと困るという場合は、面倒かもしれませんが1回目の洗濯物が乾いてから残りを洗濯すると良いです。

⑤乾いた服は回収する

乾いた服から回収することも大事です。

洗濯物が集まっていると水分が飛びづらいため、なかなか乾いてくれません。
乾いた服から回収して洗濯物同士の間隔を広げるようにすれば、水分が飛びやすくなります。

赤ちゃんの洗濯物の場合、ガーゼやメッシュ生地の肌着などは乾くのが早いです。
ずっと干しっぱなしにしておくのではなく、乾いた段階で取り込み、残っている洗濯物の間隔を広げるようにしてください。

私は普段から実践しているのですが、何もせずに放置している場合よりも乾きが良いです。
赤ちゃんが昼寝をしているタイミングやご機嫌にひとり遊びをしているタイミングで洗濯物の様子を見ています。

注意点として、生乾きのものは取り込まないようにしてください。
衣装ケースの中などで菌が繁殖し、使おうとしたときに臭いという可能性があります。
早く取り込みたくても、きちんと乾いているものだけにしましょう。

⑥湿度が低く気温が高い日を狙う

同じ雨の日であっても、湿度や気温は違っています。
洗濯を始める前に温度計や湿度計を確認し、他の雨の日と比べて湿度が高かったり気温が低かったりする日は避けると良いでしょう。

私の場合、湿度が70%を超える場合はなるべく洗濯しません。
70%を超えると乾くまでにかなり時間がかかるので、雨の日でも湿度が60%台の日を狙っています。

天気予報で湿度や気温を確認して洗濯の予定を立てることがおすすめです。

⑦事前に消毒・除菌を行う

事前に消毒を行っておくことも重要です。

そもそも、モラクセラ菌は普通に洗濯しただけでは除去できないことが多いと言えます。
「同じタオルばかり生乾きのニオイがしている」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?

モラクセラ菌が着いてしまっている場合は、ただ洗濯するだけではニオイも菌も取れません。
次のような方法で除菌を行う必要があります。

  • 60℃以上のお湯で20分ほど消毒
  • 酸素系漂白剤を入れた40℃のお湯で2時間ほど浸け置き
  • ぬるま湯200mLに対して5gのクエン酸に浸け置き30分~1時間ほど浸け置き
  • スチームアイロンのスチームを当てる

モラクセラ菌は熱やクエン酸に弱いので、これらの方法がおすすめです。

洗濯物の素材や種類によって可能な消毒方法は異なるので、タグの表示や素材別の消毒方法をチェックしてから行うようにしてください。

洗濯槽が汚れている場合は、こちらの除菌も行っておきましょう。
洗濯槽クリーナーや洗濯槽洗浄モードを使い、洗濯機の中を綺麗にします。

消毒・除菌をしてから早く乾かしやすい方法で洗濯を行えば、イヤなニオイを解消できるはずです。

⑧コインランドリーを使う

コインランドリーを利用する方法もあります。
素早く乾かすことができるため、洗濯物からイヤなニオイはしないでしょう。

しかも、コインランドリーの乾燥機は熱がかかるので、モラクセラ菌が付着していた臭い洗濯物でもニオイが消えている可能性が高いです。

ですが、コインランドリーの利用は注意点がたくさんあります。

まず、洗濯から行う場合、備え付けの洗剤を使用することになる場合が多いです。
そうなると、赤ちゃん用の洗濯洗剤・柔軟剤が使えません

洗剤がセルフ投入式のコインランドリーもありますが、対応しているコインランドリーは少ないです。
普段使っている洗剤や柔軟剤を使用したい場合は、セルフ投入式を探すか洗いから脱水までは自宅で行いましょう。

オムツや母乳パッドの混入にも注意が必要です。

私は自宅でですが母乳パッドを誤って洗ったことがあります。
ポリマーが洗濯物に付着し、掃除が大変でした。

コインランドリーの場合、洗濯機の中にポリマーや汚物が残ると次の人に迷惑をかけることになります。
可能性は低いですが、経営者から注意されたり掃除費用を請求されたりすることがないとは言い切れません。

オムツや母乳パッドが紛れ込んでいないか、よく確かめてから利用しましょう。

おねしょシーツやオムツ替えシーツなどの防水製品は基本的に洗濯機が使えません
防水製品は異常振動の原因となります。

過去に防水と知らずに防水製品を家で洗濯したことがあるのですが、洗濯機の位置が変わるくらい揺れていました。
コインランドリーの場合も、トラブルに繋がる可能性があります。

防水製品は手洗いと自然乾燥が基本なので、早く乾かしたくてもコインランドリーに持って行かないようにしてください。

もちろん、防水製品以外でも洗濯機や乾燥機が禁止されているものは、コインランドリーを使うべきではありません。

⑨浴室乾燥機を使う

浴室乾燥機を使う方法もあります。
湿度を気にしなくて良いですし、早く乾きやすいです。

浴室乾燥機の性能や洗濯物の量にもよりますが、2時間から4時間で乾くと考えられます。
電気代やガス代は1時間で30円~50円のケースが多く、1回の洗濯で60円~200円ほどかかると覚えておくと良いでしょう。

洗濯乾燥機がない家でも乾燥できる便利な設備ですが、注意点もあります。

バスルームが狭い場合は干せる量が少ないので、洗濯する量を減らす必要がないかどうかの確認が必要です。
洗濯物があるとお風呂場がすぐに使えないこともデメリットだと言えます。

⑩洗濯乾燥機を買う

なかなか難しいことですが、乾燥機を買うという方法もあります。
乾燥機を買うのであれば、洗濯物を干すという手間も省けるので便利です。

購入費用が高いこと、光熱費がかかることがデメリットですが、生活しやすくなることに間違いはありません。
浴室乾燥機と比べる場合、洗濯乾燥機のほうが安くなることもありますし、一気にたくさん乾かせます。

わが家にも導入したいですが、近々引っ越す予定がある上にマイホームを買うか検討中なので、ものを増やしたくないという理由から買っていません。

ですが、実家に乾燥機能付きの洗濯機があったため、便利さはよく知っています。
実家には兄夫婦とその子供も一緒に住んでいたのですが、赤ちゃんの服やシーツが足りなくてもすぐに乾かすことができていました。
子供が小学生になって洗濯物が増えてからも重宝しているようです。

生乾きから解放されるだけでなく、育児中の家事が楽になりますし、子供が大きくなってからの家事負担も減らすことができます。

ちなみに、私は乾太くんがほしいです。
Rinnaiの公式HPで設置図面を無料配布しており、これを参考にすれば素敵なランドリールームがつくれます。

マイホームを建てるなら…
乾太くんのあるランドリールームをつくりたいです

私の雨の日の洗濯方法

私の雨の日の洗濯方法

実際に私がやっている雨の日の洗濯方法を書きます。

STEP1
湿度と気温のチェック
あまりに湿気がひどいときは洗濯を諦める。もしくは、どうしても必要なものだけ洗濯。
STEP2
洗濯物の厳選
洗濯物の量が多い場合は厳選。すぐに使わないもので大人のもの・乾きにくいものは後回し。
STEP3
洗濯物の消毒
赤ちゃんのガーゼやスタイは必ず熱湯消毒。他にもニオイが気になるものを消毒。
STEP4
洗濯→脱水
普通通りに洗濯をした後、追加で脱水。基本的には6分の脱水を1回追加、大物があるときは2回脱水を追加。
STEP5
干す
室内物干し・洗面所の物干しフック・鴨居などをフル活用。洗濯物が密集しないように分散。部屋の気温や干す場所によって、エアコンの除湿モードや洗濯機を使い分け。
STEP6
洗濯物チェック
干して1時間以上経ってから洗濯物のチェック。扇風機の風があたっているもの、ガーゼなどの薄いものは乾いていることが多い。きちんと乾いていることを確かめてから回収。空いた場所を使って洗濯物の間隔を広げる。これを繰り返しながら全ての洗濯物を取り込む。

雨の日はこんな感じで洗濯をしています。

NGなやり方

最後に紹介するのはNGなやり方です。
一見するとニオイ問題が解決しそうですが、やるべきではない方法について説明します。

洗剤・柔軟剤を大量に使う

臭い対策として、洗剤や柔軟剤を多めに使いたくなる人もいるかもしれません。
特に柔軟剤はたくさん使用すると服に良い香りが残りやすいです。

しかし、必要以上に洗剤や柔軟剤を使用すると、洗濯物に洗剤や柔軟剤の成分が残ることになります。
大人であれば問題ないかもしれませんが、赤ちゃんの肌トラブルの原因になる可能性が。

赤ちゃん用の洗剤や柔軟剤を使っている場合でも、成分が残り過ぎて良いことはありません。
香りが強すぎて赤ちゃんが気分悪くなる可能性もあります。

雨の日の洗濯物が臭くなりやすいからと、洗剤や柔軟剤を過剰に使うのはやめましょう。

普通の除菌・消臭スプレー

乾いた服に対して、除菌スプレーや消臭スプレーを使用する人もいるかもしれません。
スプレーをするとイヤなニオイがなくなることが多く、とても便利です。

ですが、赤ちゃんに向いていない製品もあります。
吐き気や肌トラブルなどの原因となる第4級アンモニウム塩が入っている製品もあるんです。

スプレー類は全成分を表示しなくて良いようで、これが入っていても気づけない可能性があります。

赤ちゃんのものにも安心して使えるスプレーも販売されているので、使うなら赤ちゃん用にしましょう。

赤ちゃん用でも天然由来でなければ、肌や体調に悪い影響が出る恐れがあります。
たまに赤ちゃん用のスプレーを使うくらいなら問題ありませんが、毎日のように使用することはおすすめできません。

また、除菌効果が期待できないものであればモラクセラ菌などが残ったままの可能性が高いです。
スプレーに頼り過ぎず、他の対策を取り入れることをおすすめします。

 

おわりに

雨の日の洗濯は避けたいですが、赤ちゃんがいると雨でも洗濯したい日があるはずです。

何も意識せずに部屋干しをしてしまうと、洗濯物が乾かないだけではなく、ニオイがひどくなる可能性があります。

私が取り入れて効果があったものを中心に対策を紹介したので、ぜひ試してみてください。

洗濯を工夫して、赤ちゃんにとって心地良い衣類にしましょう。