私と息子がいちばん気に入っている哺乳瓶はピジョンの母乳実感です。
他の哺乳瓶より飲ませやすい!
ごくごく飲めるでち
お気に入りなので母乳実感について紹介していきます。
おすすめな理由を実際に使った他の製品と比較しながら書いていくので、哺乳瓶選びで悩んでいる方は参考にしてください!
どの哺乳瓶を買うか迷っている
母乳実感の使いやすさが気になる
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母乳実感って?
まずは母乳実感の基本情報を簡単に書きます。
母乳実感はピジョン(pigeon)が販売している哺乳瓶です。
2002年に初代が発売され、現在販売されている3代目は2022年に発売されました。
20年以上研究開発が行われており、現在に至るまで改良が重ねられています。
素材やサイズが豊富な広口哺乳瓶です。
わが家で使用した哺乳瓶と評価
息子には次の3つの哺乳瓶を使いました。
比較のために、使った哺乳瓶を紹介しておきます。
- 母乳実感(ピジョン)
- スリムタイプ哺乳びん(ピジョン)
- テテオ授乳のお手本LiCO(Combi)
各哺乳瓶の容量や値段(2023年7月時点)と使ってみた評価を表にまとめてみました。
私が重要だと思う項目で評価しています。
表を見てもらうと分かるように、母乳実感はほとんどの項目が◎です。
母乳実感がおすすめな理由
ここからは、母乳実感がおすすめな理由を詳しく書いていきます。
吸いやすい
息子は母乳実感がとても吸いやすいようです。
母乳の飲み方に近いことをウリにしているテテオ哺乳瓶は飲みづらそうでした。
乳首の形状がママの胸に近いから飲みやすいとの説明でしたが、吸いやすそうには思えなかったです。(そもそも、ママの胸の形ってみんな同じじゃないし)
乳首が特殊なテテオ哺乳瓶を使うと飲みが悪く、途中で飲むのをやめることもありました。
そんなときに、母乳実感にミルクを移すとゴクゴク飲んでくれます。
シンプルなつくりだからこそ、飲みやすいのかもしれません。
慣れてもらおうと何度か使っても飲みづらそうで、キャップと本体だけ使うことにしました。
実はテテオのキャップでも母乳実感の乳首が問題なく使えます。
サイズアップのときに2つ入りの乳首を買ったので、1個はテテオに装着してみました。
隙間がなく、こぼれずに使えています。
乳首が母乳実感であれば本体とキャップがテテオでもゴクゴク飲んでくれます。
空気がきちんと抜ける
空気が抜けにくい哺乳瓶は使っていてストレスが溜まります。
空気が抜けないと乳首が潰れ、吸ってもあまりミルクが出ないです。
母乳実感以外は空気穴の位置に気を付けていても乳首が潰れ、授乳中に赤ちゃんの口から何度も哺乳瓶を外すことがありました。
母乳実感の場合、なんと1回も乳首が潰れたことがないです。
吸う力の強さが潰れの原因になるようなので、吸う力が強いと感じている場合は母乳実感をおすすめします。
空気が抜ける音が少々気になるときもありますが、他の哺乳瓶と比べるとうるさくないことも気に入っている点です。
粉ミルクを入れやすい
母乳実感は広口なので粉ミルクを入れやすいです。
産後は手が震えやすくなる人も多いですが、入れ口が狭いと粉をこぼす可能性が。
手の震えがひどかった頃、スリムタイプで調乳するときに粉ミルクを盛大にこぼしたことが何度かあります。
そうでなくても、急いでミルクをつくるときに上手く入らないこともあるでしょう。
広口の母乳実感であれば、粉ミルクを無駄にするリスクが少ないです。
また、口が狭いと哺乳瓶の内側に計量スプーンがついてしまい、スプーンが濡れることも。
私の場合、スリムタイプの哺乳瓶を使うときにスプーンを濡らすことも多かったです。
濡れるとスプーンを洗ったり乾かしたりすることになるので面倒ですよね。
母乳実感であればスプーンを濡らさず調乳できています。
洗いやすい
スリムタイプの哺乳瓶は入り口が小さいです。
哺乳瓶専用スポンジが少しでも大きいと、スポンジが入りづらくてイライラします。
母乳実感は広口なので、哺乳瓶用スポンジなら種類に関係なく楽に洗えるはずです。
乳首もテテオは特殊な形状なので、ミニスポンジや指でも綺麗に洗いづらいと思いました。
母乳実感の乳首はシンプルな形状で簡単に洗えます。
豊富なラインナップ
ラインナップが豊富なところも母乳実感の魅力だと言えます。
材質は耐熱ガラス・プラスチック(PPSU)・プラスチック(T-Ester)の3種類です。
そして、それぞれにデザインやサイズが違うものがあるので好みで選べます。
わが家ではPPSU製のものを使っていますが、T-Ester製もほしかったです。
T-Ester製は2023年2月に発売したもので、母乳実感でいちばん新しい材質となっています。
店頭でサンプルを手に取りましたが、めちゃくちゃほしくなりました。
透明感が綺麗だし、スタイリッシュな見た目でかなり良かったです。
ただ、発売されたのを知ったのが遅かった上に哺乳瓶の本数は足りているので購入には至りませんでした。
早く知っていれば買っていたと思います。
T-Ester製を推しますが、乳首は同じなのでどの種類を選んでも飲みやすさは変わりません。
ガラスとプラスチックのどちらが良いか選んだ後は、デザインで決めれば問題ないと思っています。
乳首のサイズも豊富
母乳実感は乳首のサイズも豊富です。
スリムタイプはS・M・Y・Lの4サイズ、テテオはSS・S・Mの3サイズとなっています。
母乳実感はSS・S・M・L・LL・3Lと6サイズ展開です。
選べるサイズが少ないほうが買い替える頻度が少なくて良いと思うかもしれませんが、幅広い月齢に対応している乳首は使い勝手が悪いと思っています。
テテオはMサイズであれば2、3か月~18か月まで使えますが、生後4か月頃に使ったときには出る量が多いようでした。
吸う力に合わせて出てくるミルクの量が変わる乳首が使われている製品はいくつかありますが、やはり「出てくるミルクの量が多すぎる」というレビューが見つかります。
買い替えが少ない乳首でも赤ちゃんが飲みにくければ意味がないので、個人的には柔軟にサイズが選べる母乳実感が好きです。
富士山形唇の対策に良さそう
赤ちゃんの唇は可愛い富士山形をしています。
保健師さんから聞いたのですが、この形はミルクを飲むためだそうです。
赤ちゃんのときは良いのですが、ずっと富士山形だと様々な問題が起こります。
ポカン口と呼ばれるきちんと閉じられない口になったり、成長しても口呼吸が続いたりするようです。
見た目の問題だけでなく、口から細菌が入ることによる病気のかかりやすさ、集中力の低下などにも繋がるとのこと。
富士山形の唇は上唇をしっかり使うことで解消されます。
コップの使用や離乳食をスプーンで食べることでも解消できますが、母乳実感も貢献してくれていると感じました。
息子の場合、スリムタイプだと乳首全体を口で覆う感じになり、吸うときに上唇が使えていません。
けれども、母乳実感であれば上唇をしっかり使えています。
割れにくい(PPSU)
PPSU製の母乳実感を使っていますが割れにくいです。
プラスチックなら当たり前では?と思うかもしれませんが、PPSU(ポリフェニルサルホン)は硬めの素材だと言えます。
スリムタイプやテテオは本体がポリプロピレンで、強く押すと変形する柔軟性がある素材です。
PPSUはポリプロピレンより柔軟性がなく、落とすと割れそうな触り心地をしています。
ですが、でこぼこしているアスファルトの上に落としても割れませんでした。
外出先でミルクをつくって混ぜているときに、手を滑らせて落としてしまったのです。
地面に叩きつけるように落としてしまったのですが割れませんでした。
石が当たった部分に少し傷がついたものの、破損しなかったので良かったです。
PPSUを手に取ってみたときに割れそうと思う人もいるかもしれませんが、強度がある哺乳瓶なので安心して使えますよ。
母乳実感のデメリットは?
母乳実感のデメリットも紹介します。
値段が高め
母乳実感は値段が高めです。
1年くらいは使うことを考えると高すぎるわけではありませんが、他の哺乳瓶が安いことで買うのを躊躇ってしまいます。
実際、追加購入を考えたときに安いテテオを選びました。使いやすいので納得の値段ですが、お店で他の製品と並んでいると高いなぁと感じます。
人によっては持ちづらい
スリムな製品と比べると持ちづらいと感じる可能性があります。
手が小さい場合は、細めの哺乳瓶のほうが使いやすいかもしれません。
また、赤ちゃんが自分で持ちたがっても、母乳実感はすぐに持てませんでした。
スリムタイプ哺乳びんを自分で支えられるようになっても、大きい母乳実感は難しかったようです。
持ち運び・除菌・乾燥の際に場所を取る
幅広なのでスリムな製品より場所を取ります。
おでかけのときに全部スリムタイプならかさばらないのにと思うことがありました。
全部母乳実感にしたらかさばると思う場合は、スリムタイプとの併用がおすすめです。
赤ちゃんによっては咥えにくいかも
母乳実感は吸い口が大きいです。
赤ちゃんによっては深く咥えられず浅く咥えることになり、飲みにくいかもしれません。
大きく口を開けることが苦手だったり口が小さかったりする赤ちゃんは、吸い口が小さい哺乳瓶が良いかもしれないです。
おわりに
3種類の哺乳瓶を使ってみた結果、母乳実感がいちばん使いやすいと感じました。
他の製品と比べると少し高いですが、それでも買う価値はあります。
ストレスなくミルクをあげられることを考えるとコスパが高いです。
哺乳瓶選びの際は参考にしてみてください。