赤ちゃんのセルフねんねを成功させた方法【実際に取り入れたコツ】

赤ちゃんのセルフねんねを成功させた方法

こんにちは、すいそです。

寝かしつけって大変ですよね。

抱っこ歩き中に立ち止まると泣かれたり、座ると泣かれたり、歌うのをやめると泣かれたり、置くと泣かれたり。
「寝た!」と思ったら起きる、寝かしつけあるあるですね。

私の場合、早い時期からセルフねんねのトレーニングを始めていました。
そのおかげか、生後5か月~6か月頃には自然に寝てくれることが増えました

生後9か月の現在、寝かしつけをする日もありますが数分で寝てくれることも多いです。

私がやっていたねんトレ(ねんねトレーニング)、セルフねんねの環境づくりを紹介するので、寝かしつけで困っている・苦労しているママパパは参考にしてみてください。

最初は寝かしつけをしなくて良いの?と心配だったので、セルフねんねの基礎知識もまとめておきます。

こんな人におすすめ

寝かしつけに困っている
お世話の負担を軽くしたい
セルフねんねが上手くいかない
セルフねんねさせるか迷っている

目次から読みたい場所を選べます。

赤ちゃんのセルフねんねとは?

最初に、何を赤ちゃんのセルフねんねと呼ぶのか、いつ頃からできるものなのかなどまとめておきます。

当ブログでのセルフねんねの定義

赤ちゃんのセルフねんねの定義は人によって微妙に違っているみたいなので、この記事での定義を説明します。

親が抱っこで寝かしつけをしなくても赤ちゃんが自然と寝てくれる」ことが、私が思う「セルフねんね」です。

赤ちゃんのひとり寝と表現されることもありますが、赤ちゃんが自分で寝てくれることを「セルフねんね」とします。

赤ちゃんを別室で寝かせるセルフねんね・ひとり寝もありますが、このブログでは同室が前提です。

セルフねんねはいつから始まる?

生後6か月頃から、セルフねんねできる赤ちゃんが少しずつ増えてくるようです。
1歳になると自然に自分で寝てくれる子がかなり多くなるようですが、1歳を過ぎても寝かしつけ必須な赤ちゃんもいます

また、セルフねんねできる日もあれば、寝かしつけがないと寝られない日もあるという赤ちゃんは多いようです。

個人差が大きいことなのでセルフねんねしないことを心配する必要はありません

ただ、毎日の長時間の寝かしつけは親にとって大きな負担となるので、大変だと感じているのであればねんトレがおすすめです。

セルフねんねさせて良いの?

現代の子育てでは、赤ちゃんの甘えたい欲求にはなるべく答えることが主流となっています。
昔は抱き癖がつくから泣いても抱っこばかりしないようにと言われることが多かったようですが、今では寧ろたくさん抱っこするように言われることが多いです。

そのため、ねんねのときに抱っこしないことに罪悪感を覚える人もいるかもしれません。
愛情不足になるのではないか、サイレントベビーになるのではないかと不安に思うかもしれないですが、やり方を工夫すれば問題ないと思っています。

赤ちゃんが泣いてもずっと放置するのではなく、少しずつ練習したり、そばで見守ったりすることが大事なのではないでしょうか。
サイレントベビーの医学的根拠は明らかになっていないものの、泣いてもママやパパがずっと反応してくれなければ「泣いても無駄だと」赤ちゃんが思うようになってもおかしくないです。

なので、完全に無視するのではなく、寝かしつけしなくても自然に寝られるように徐々に慣らしていくことをおすすめします。

ねんトレの結果、息子がセルフねんねしてくれることが増えましたが、表情が乏しくなったり反応が薄くなったりしていません

セルフねんね成功のためにやったこと

ここからは、実際に私がやったことを紹介します。

いくつかの方法を取り入れることで、徐々に赤ちゃんがひとりでも寝られるようになりました。

90秒見守り

有名なトレーニング方法ですが、寝ている最中に泣いても90秒はあやさないようにしました。

音などの外的刺激が気になったのか、怖い夢を見たのかは分かりませんが、少しすれば落ち着いて90秒もしないうちに再び寝てくれることは多いです。

泣いたらすぐに抱っこすることが多かったのですが、やめるようにしました。

もちろん、90秒ほど経っても泣いている場合はあやしますし、オムツが膨れている、ミルクの時間になっている場合などは90秒を待たずにお世話します

赤ちゃんは生理的欲求が満たされずに泣くことが多いですが、寝ているときに理由なく泣き始めることも多いようです。
泣く理由がなさそうなのに泣いているときに見守るようにしたことで、少しずつ赤ちゃんの自分で寝る力を伸ばせたように感じました。

あやす場合もまずは手を握ったり頭を撫でたりする、子守唄を歌ったりするなど、すぐに抱っこしないようにします。
すると、抱っこなしでも寝ることがかなり多くなりました。

生後3か月か4か月くらいには、取り入れていた方法です。

赤ちゃんから見える場所にいる

赤ちゃんが寝るとき・寝ている間は、基本的に赤ちゃんから見える場所にいます。

アメリカなどの海外では「Cry it out」と呼ばれる、赤ちゃんを別室で寝かせて泣いても放置する寝かせ方もよく取り入れられるようです。
確かにCry it outも効果はありそうですが、個人的には赤ちゃんに寂しい・怖い思いはさせたくありませんでした

私が小さかった頃のことを考えても、怖い夢を見たときや夜中にふと目が覚めたときに近くで母が寝ていることで安心できたので、安心できる環境で赤ちゃんを寝かせたいという思いがあったのです。

なので、わが家の場合はベビーサークルの中を赤ちゃんが寝ても大丈夫な状態にしておき、大人はベビーサークルの隣に敷いたマットレスで寝ています。
側面がメッシュタイプのベビーサークルなので、サークルの中からママパパを確認でき、これが息子の安心に繋がっているようです。

夜中に起きたときに私の近くまでハイハイして、そこでコロンと横になって眠りにつくこともあります。
近くまで来て泣くこともありますが、サークル越しでも少し子守唄を歌えばすぐに寝ることがほとんどです。

トイレに行っているときなどに目を覚ますと激しく泣きますが、同じ部屋にいるときは目を覚ましてもにっこりすることが多く、やはり親が見えるところにいるのは大事なのではないかと考えています。

わが子に合った生活リズムづくり

息子の活動限界時間と睡眠時間に合った生活リズムづくりも行いました。

ネットで調べると、赤ちゃんの1日のスケジュール例がたくさん見つかります。
理想的なリズムと紹介されているものもあり、それを真似したほうが良いのかなと思っていた時期もありました。

ですが、理想的なスケジュールを真似しても上手くいくとは限りません
そもそも、赤ちゃんごとに活動限界時間や睡眠時間は大きく違っています

目安として紹介されている活動限界時間よりも活動できる時間が長かったり、目安の睡眠時間よりも寝ない子だったりすれば、理想スケジュール通りの生活が難しいはずです。

ちなみに、息子は活動限界時間が長く、一般的とされている時間の1.5倍から2倍のようです。
そのため、スケジュール例を参考にして寝かせようとしても、「まだ眠くない!」という反応で、お昼寝の間隔を長めにしたり午後のお昼寝を早めに切り上げたりすると、すんなり寝てくれることが増えたのです。

やり方としては、まず育児アプリで睡眠時間を記録し、1日にどれくらい寝ることが多いのか、何時間ほど連続で起きていることが多いのか調べました。
調べた時間をもとに、活動限界時間が来る頃にお昼寝や就寝時間となるようにしたのです。

もちろん、毎日予定通りに寝てくれるわけではありませんが、寝てほしい時間に寝てくれることは増えました。

まずはわが子の活動限界時間と睡眠時間を把握し、それに合わせて生活リズムをつくることをおすすめします。

お昼寝は15時までを目標にした

お昼寝の時間をなるべく15時までにすることもセルフねんねのために大事でした。

できれば20時、遅くても21時までに寝てほしいとなると、息子の場合は16時以降お昼寝しないほうが良かったです。
余裕を持って15時をお昼寝切り上げの時間にし、長く寝続けるようであれば起こすようにしました。

そうすると、20時になる頃には5時間ほど起きていることになるので、少しずつ眠気を感じているような仕草が見られます。

私が抱っこして寝かしつけなくても自分でころんと横になってくれ、近くにいるだけで眠りについてくれることが増えました。

晩ごはん後は部屋を暗めにする

寝かしつけを始める頃になって部屋を暗くする人もいるかもしれませんが、早めに暗くしておくとスムーズな入眠になりやすいそうです。

息子は18時台に夜ごはんを食べるのですが、ごはんが終わったら調光機能を使って暖色ライトに変えています。
寝るときほど暗くしませんが、これだけでも眠そうにしてくれることが増えました。

せっかく暗くしてもテレビやスマホの光が目に入れば眠気が遠のきそうなので、暗くしてからはこれらの光にも気を付けています。

お風呂は就寝の1時間以上前に

お風呂の時間にも気を付けています。
前はパパの帰宅の関係で、寝てほしい時間の直前にお風呂に入れることが多かったです。

ですが、お風呂は体温が上がるので入浴直後は寝つきが悪くなると分かりました。
入浴から少なくとも1時間経っていると寝つきが良くなるそうなので、お風呂の時間を早めるようにしたのです。

すると、以前は寝かしつけに40分から1時間以上かかることが多かったのに、今では寝てほしい時間に寝てくれることが多くなりました。

20時に寝ていなくても、抱っこや子守歌で3分もしないうちに寝てくれることが多いです。

抱っこした瞬間、こてんと寝ることもあります。

セルフねんねのメリット

赤ちゃんのうちからセルフねんねができることのメリットを紹介します。

寝かしつけの負担が減る

寝かしつけの負担は大きいです。

赤ちゃんが大きくなれば長時間抱っこしていると疲れますし、ずっと歩いたり揺らしたり歌っていたりすることも疲れます。

寝かしつけに時間がかかると家事や休息の時間も確保しづらくなることも問題です。

赤ちゃんがセルフねんねできるようになれば、寝かしつけで体力を消耗しにくくなります

自分の時間を持てる

抱っこでの寝かしつけが当たり前だった頃は、赤ちゃんが寝た後に何かする気力がありませんでした。
そのまま寝てしまうか、スマホをいじるだけということが多かったです。

セルフねんねで寝てくれるようになってからは、寝かしつけに時間と体力を奪われることがないので、赤ちゃんが寝た後に何かやろうという気になります

ブログも息子が寝た後に書くことが多いです。

夫婦の時間が増えた

息子がセルフねんねする前は夫が帰ってきてからもお世話が多く、一緒にお世話する時間が夫婦の時間になっていました。

それはそれで良いのですが、息子がセルフねんねできるようになってからは、夫婦で話せる時間も増えたと思います。

規則正しい生活になる

セルフねんねを成功させるためには、赤ちゃんが寝るタイミングを考えた生活スケジュールづくりが大切だと説明しました。
なので、セルフねんねを成功させようとすると自然に生活リズムが最適化されていきます。

赤ちゃんが早寝して朝もしっかり起きてくれるだけでなく、赤ちゃんに合わせた生活をすることで親も規則正しい生活ができるはずです。

朝のミルクの時間を考えると何時までに寝ようなんて考えるので、夜更かしして朝起きることが大変という日も少なくなりました。

セルフねんねのデメリット

実際に感じていることを中心にデメリットも紹介しておきます。

育児の分担に偏りが生じた

育児の分担を見直すことになり、どちらか一方に負担が偏る可能性があります。

わが家の場合、以前は夫が帰宅してから離乳食やお風呂になることが多かったです。
しかし、セルフねんねを成功させるために、今は夫が帰ってくるまでにこれらを終わらせていることが多くなりました。

夫と一緒にお世話することが減ったのは残念な部分です。

パパとの触れ合いが減った

以前より私だけでお世話することが増えたので、息子とパパの触れ合いが減りました。
パパが帰宅したときには既に寝ている、パパと遊ぶことなく寝てしまうことも多いです。

夜や朝にミルクをあげてもらうなど触れ合う時間を増やす工夫はしていますが、セルフねんねが増えてから平日の触れ合いが減りました

ねんトレが大変なことも

私は平気でしたが、ねんトレが大変と感じる人は少なくないようです。

確かに、セルフねんねを成功させるために計画を立てる必要がありますし、生活リズムも変える必要がありました。
こうしたことが大変に感じるのであれば、ねんトレがストレスになるかもしれません。

成功後は寝かしつけをやめるべき?

セルフねんねするようになった後は、ずっとセルフねんねをさせるべきなのでしょうか?

寝かしつけをする日があれば、また寝かしつけなしでは寝なくなるのではないか、順調にねんトレが進まないのではないかと不安に思うかもしれません。

私は、セルフねんねできるようになってからも、必要があれば寝かしつけをして良いと思っています

実際のところ、セルフねんねしてくれることが増えていますが、寝かしつけを全くしないわけではありません。
20時以降に息子が遊んでいるとき、息子と触れ合いときに寝かしつけをすることもあります。

寝かしつけを完全にやめなくても、寝かしつけがないと寝られない状態に戻っていません

なので、無理に寝かしつけをやめようとする必要はないと思います。

おわりに

セルフねんねしてくれるようになると、身体的にも精神的にも楽になります。

いずれはセルフねんねしてくれるのかもしれませんが、それまで待てない人も多いのではないでしょうか。

早くセルフねんねしてほしい場合は、紹介したコツを取り入れてみてください。